Q&A(病状別の治療)
肋間神経痛
肋間神経痛とは、痛みが肋間神経の経路である肋骨間に帯状に痛むもので、咳嗽、深呼吸、くしゃみ、後ろを振り向いた時等、身体を動かした際に痛みを増し、時に激甚に痛みます。発熱は無く、普通に呼吸した場合には痛みは無く、聴診器でも摩擦音は聞こえません。患側を下にして休み、肋骨を上から下へ押すと痛みます。また足の少陽経に反応点が出現します。
なお、初期肋膜炎の場合は、発熱があり、呼吸時にも痛み、摩擦音を感じ、患側を上にして休み、肋骨を上から下へ押しても痛みません。
■手の太陰の証
脉状:右の寸口と関上が虚。細脉。
症状:胃腸の悪い人が多く、感冒の後に起こり易い。上気して側頸部や肩背部が凝り、頸から肩背部が引きつって痛む事がある。
■足の少陽の証
脉状:左の関上が虚。弦脉。
症状:痛む部分が移動し易く、特に側胸部が痛む。色が浅黒く、顔面はやや紅潮。やや神経質な傾向がある。手と足の少陽経に圧痛点が出現する。