後期高齢者への、はり・きゅう・マッサージ施設利用券、交付存続の署名ご協力のお願い
75歳以上の方を対象とする『後期高齢者医療制度』が来年4月に施行されます。
この制度が実施されると、75歳以上の方は、後期高齢者医療広域連合を保険者とした、完全に独立した新たな保健体制に組み込まれる事になります。
この制度の施行により、一部の市町村では新たな問題が発生します。
千葉市のその一つとなりますが、「はり・きゅう・マッサージ施設利用券」が、75歳以上の方に交付されなくなってしまいます。
その理由は、千葉市の定める施設利用券の交付条件を定めている「千葉市国民健康保険はり、きゅう、マッサージ施設の利用に関する規則」の第3条に、
「施設を利用することができる者(以下「利用者」という。)は、本市が行う国民健康保険の被保険者で、満60歳以上のものとする。」
となっているためです。
完全に独立した保険者である、後期高齢者医療広域連合の被保険者となる75歳以上の後期高齢者の方は、国保の加入者ではなくなるから対象外になるのだそうです。
施術利用券の交付条件が決定された際に予想出来なかったような保険制度改革の影響で、施術利用券の交付が制限されるのは、不条理以外の何者でもありません。
この事態を受けて、(社)千葉県鍼灸師会と、(社)千葉県鍼灸マッサージ師会は共同で、来年4月以降も75歳以上の方々に施設利用券を交付してもらえるように、現在、署名活動を行っており、千葉市議会議員の米持克彦 議員へこの署名を提出し、千葉市議会で取り上げてもらう予定となっています。
現在、施設利用券を利用されている方、またこの制度に疑問を感じる千葉市在住の方がおられましたら、署名活動にご協力をお願い致します。
署名用紙は当治療院にありますが、現在、他の治療院で治療中で施設利用券をお使いの方も、それぞれの治療院に署名用紙が置いてあると思いますので、ご協力をお願い致します。
ただし、師会未加入の治療院には、これらの情報や署名用紙が無いと思われますので、その場合は、当治療院の近くをお通りの際に立ち寄って頂き、署名だけを御協力して頂いても構いません。
また直接来院出来無い場合は、Eメールにてお名前と住所を御連絡して頂ければ、こちらで代筆する事も可能です。
1人でも多くの方のご協力をお願い致します。
■参考■
「千葉市国民健康保険はり、きゅう、マッサージ施設の利用に関する規則」は下記を参照して下さい。
千葉市国民健康保険はり、きゅう、マッサージ施設の利用に関する規則
速やかな対処が必要なため、署名は11月9日までの短い期間での実施となります
■追記1■ 2007/11/09
署名期間中、当院では55人分の署名が集まり、千葉県鍼灸師会に提出させて頂きました。
ご協力有り難うございました。
■追記2■ 2007/12/04
千葉県鍼灸師会、千葉県鍼灸マッサージ師会と合同で、千葉市では合計約6,000人分の署名が集まり、師会から米持議員に提出したとの事です。
※ 千葉県鍼灸師会、千鍼会だより、229号(2007/11/30発行)より
■追記3■ 2008/03/24
平成20年4月より、給付対象者が「60歳以上の千葉市国民健康保険加入者」→「65歳以上の千葉市在住者」に変更になります。
この変更により、後期高齢者の方々への利用券の給付は存続される事になりました。
ただし、逆に今まで給付されていた60歳〜64歳の方々への給付が打ち切られてしまいました。
なお今日までに、この変更に際し、指定施設である当治療院に千葉市からの連絡はありませんでした。
※ 千葉市保健福祉局発行、国民健康保険、後期高齢者医療制度 特集 保存版(2008/03/24発行)より
■追記4■ 2008/03/25
千葉市保険福祉局高齢障害部 保険年金課より、給付対象の変更に対する通知が届きました。
こちらをクリックすると閲覧出来ます。
注意:JavaScriptで別ウインドウが開きます。
署名期間内、および期間終了後も、直接、下記のページから千葉市議会へ御意見を投稿して頂いても構いません。
(私も、フォームから直接、議会に意見を送っています)
千葉市議会、ご意見・ご質問投稿フォーム